常楽台主老衲一期記

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常楽台主老衲一期記

解題

2024年度展観「中世本願寺の文学」
 『常樂台主老衲一期記』は、本願寺第3代宗主覚如かくにょの長男存覚ぞんかくの自叙伝であり、存覚による口述を子の慈観じかんが筆録したものである。本奥書によると、原本は享禄の頃(1528~1532)焼失したが、焼失以前に顕誓けんせいが原本から主要部分を抜き出して抄録本を作成したとある。現存伝本は全て抄録本である。存覚は覚如の補佐をして門徒の教化にあたり、教学に於いて親鸞しんらんの『教行信証きょうぎょうしんしょう』の注釈書である『六要鈔ろくようしょう』を著すなど教団の基礎の確立に寄与した。

 
項目内容
請求記号021-253-1
ヨミジョウラクダイシュ ロウノウ イチゴキ
Jōrakudaishu rōnō ichigoki
資料別名題簽:一期記
著者名綱厳[編]
著者別名慈観
出版者
サイズ24.4×19.0(cm)
数量単位1(冊)
刊年[室町時代]
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32130342
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/040044/1/manifest.json
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備考●写本
カット数34
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