愚見抄

  • < 前へ
  •  
  •  
  • 次へ >
愚見抄

解題

2024年度展観「中世本願寺の文学」
 『愚見抄』は、鎌倉時代後期に成立したとされる歌学書である。内容は、歌のあるべきさまを初学者向けに説き、幽玄躰ゆうげんてい長高躰ちょうこうてい有心躰うしんていなど詩歌の十躰とその他の躰の解説などが記されている。藤原ふじわらの定家さだいえ著とされたが、定家に仮託した偽書であり、同じく定家仮託の偽書としては『愚秘抄ぐひしょう』より早く成立した。本書は、弘長2年(1262)の藤原ふじわらの為氏ためうじの奥書を有するが、他の『愚見抄』諸本に見えないもので、『愚秘抄』の為氏奥書との関係が指摘されている。

 
項目内容
請求記号021-343-1
ヨミグケンショウ
Gukenshō
資料別名
著者名伝藤原定家[著]
著者別名
出版者
サイズ27.0×19.9(cm)
数量単位1(冊)
刊年
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32091531
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/120030/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本
●巻末に「文正元年丙戌十一月廿四日冩之訖」「文明六年三月廿四日相傳真増」とあり
カット数18
画像種別カラー