[角大師像]

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[角大師像]

解題

 伊勢国束寺蔵版。
 慈恵大師(912~985)は、比叡山延暦寺18代座主にして天台宗中興の祖と仰がれた碩徳。この鬼形像は、もと大師が避邪の符として描き与えられた自影像といわれ、衆人に賛仰されてきた。両角を有する鬼形相の故に、角大師つのだいしと呼ばれている。

2021年度展観「病と生きる」
「角大師像」は、比叡山延暦寺第18代座主であり、元三がんざん大師の通称で親しまれている慈恵大師良源(912~985)が祈祷する姿を描いたとされている。両角を有する鬼形相の故に角大師と呼ばれている。角大師の姿を札として配ったところ、流行していた疫病が治まったという言い伝えがある。そのため病除け、病治癒の効能として、今日まで人々に信仰されてきた。現在でも国束寺くづかじでは、角大師の札を信者に授与している。

 
項目内容
請求記号024.301-33-1
ヨミツノダイシ ゾウ
Tsunodaishi zō
資料別名
著者名[伝慈恵大師自影]
著者別名
出版者
サイズ43.0×24.0(cm)
数量単位1(枚)
刊年[江戸初期]
コレクション禿氏文庫
OPAC
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/130672/1/manifest.json
関連リンク
備考●木版墨摺
●「天台正宗」「無障金剛」の朱印あり
カット数1
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