新刊吾妻鏡

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新刊吾妻鏡

解題

2022年度展観「戦と平和」
 『吾妻鏡』は、治承4年(1180)の源頼政挙兵から文永3年(1266)までの鎌倉幕府の事跡を扱った歴史書である。編者は未詳であるが、鎌倉幕府またはその家臣によってその中で編纂されたようである。徳川家康が愛読して治世の参考としたことで広まったとされ、本資料は、家康の命によって刊行された「伏見版」といわれる木活字版である。
 後鳥羽上皇(1180~1239)により、鎌倉幕府の執権・北条義時に対して追討の兵を挙げた承久の乱は、源頼朝の妻・北条政子(1157~1225)が幕府の御家人に頼朝の御恩を訴えて、動揺する御家人を団結させた逸話が知られているが、『吾妻鏡』では、有力御家人の安達景盛が政子の演説文を代読して、御家人たちに聞かせている。

 
項目内容
請求記号021-333-27
ヨミ
資料別名版心:東鑑
題簽:吾妻鑑
著者名
著者別名
出版者[京都]冨春堂
サイズ27.5×20.3(cm)
数量単位27(冊)
刊年慶長10(1605)跋
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32091232
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/130813/1/manifest.json
関連リンク
備考●木活字版
●刊号: 巻第1-44, 46-52
カット数1833
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