明堂之図

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明堂之図

解題

2021年度展観「病と生きる」
 「側人明堂之図・人身五臓之図」(1枚目)は、明代に作られた「側人明堂之図」と「人身五臓之図」がそれぞれ日本に伝わり、合わせて一紙に刊行したものである。
 伝統中国医学では、気が流れるルートを経脈といい、各経脈上に針や灸の治療を行う経穴(ツボ)がある。経脈や経穴を描いた人体図を「明堂図」と呼ぶようになった。また、人間の内臓を五臓(肝・心・脾・肺・腎)と六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)から成ると考え、視覚的に理解するために、「人身五臓之図」が作成された。
 [背面経脈図](2枚目)は、中国医学に於いて、人体の中の血液や気などの流れる通り道の一つである経脈について記した図である。鍼灸による病の治療などに用いられたと思われ、人体をうつ伏せにした状態でツボなどの位置が示されている。
 図を作成した服部玄広(生没年不詳)は、江戸時代中期の享保年間(1716~1736)に活躍した医師・本草学者である。明李時珍の『本草綱目』を訳した『本草和談』などを著した。

 
項目内容
請求記号023.2-55-2
ヨミ
資料別名
著者名服部玄廣範忠圖
著者別名
出版者大和屋孫兵衛[等]
サイズ
数量単位2(枚)
刊年享保8(1723)
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32115875
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/140848/1/manifest.json
関連リンク
備考●木版墨摺
●1枚目に「側人明堂之圖」「人身五臓之圖」とあり
●その他出版者: 西村市郎右衛門
カット数2
画像種別