太平記

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太平記

解題

2024年度展観「中世本願寺の文学」
 『太平記』は、南北朝時代の動乱を描いた軍記物語である。作者は未詳であり、数回にわたり増補改編され、1370、1380年頃に現在の40巻になったとされている。後醍醐ごだいご天皇の即位から鎌倉幕府討幕、建武の新政、新政の失敗による足利あしかが尊氏たかうじの謀反、後醍醐天皇の崩御、南北朝の対立、室町幕府の安定までを3部に分け和漢混淆文わかんこんこうぶんで記述している。
 後世の謡曲などの文芸に大きな影響を与えた他、痛烈な政治批判といった社会思想も含まれている。例えば、第21巻では、新政の失敗による後醍醐天皇の凋落ちょうらくを述べながら、台頭した尊氏方の専横ぶりを批判している。

 
項目内容
請求記号021-370-12
ヨミタイヘイキ
Taiheiki
資料別名
著者名
著者別名
出版者
サイズ28.5×21.5(cm)
数量単位12(冊)
刊年[室町時代]
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32120193
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/150411/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本
●朱墨の書入れあり
●巻号: 巻第1-12
カット数397
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