類聚古集

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類聚古集

解題

■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」21/48
 『万葉集まんようしゅう』の歌を歌体、題材で分類し、配列し直したもの。藤原仲実なかざね(1057〜1118)の歌学書『綺語抄きごしょう』(長治3年~元永元年〔1106~18〕ごろ)に利用されていることから、元永元年までには成立。唯一の伝本である本資料は、細川幽斎ゆうさい烏丸光広からすまるみつひろらを経て、昭和4年(1929)に大谷家(本願寺門主)へ伝わり、平成5年(1993)、龍谷大学大宮図書館所蔵となった。昭和28年(1953)に国宝指定。巻九・十・十八・二十を欠き、計3,834首を収める。
 展示箇所は、『源氏物語』の引歌ひきうた山上憶良やまのうえのおくら貧窮問答歌ひんきゅうもんどうか「世間乎宇夜佐之等於母倍杼母……」(893、古集巻十二2511)(第12帖20-21カット目)は末摘花すえつむはな巻、「やましなのこはたのやまにむまはあれと……」(2425、古集巻六1344)(第6帖16カット目)は総角あげまき浮舟うきふね巻などにそれぞれ引用。

 
項目内容
請求記号021-580-16
ヨミルイジュウ コシュウ
Ruijū koshū
資料別名
著者名藤原敦隆
著者別名
出版者
サイズ
数量単位16(帖)
刊年〔平安時代〕
コレクション
OPAC
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/160999/1/manifest.json
関連リンク
備考写本 国宝
カット数1331
画像種別カラー