大綱初心

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大綱初心

解題

2024年度展観「中世本願寺の文学」
 『大綱初心』は、『和歌無底抄わかむていしょう』や『一子伝いっしでん』などとも称される歌論書である。著者は、鳥羽とば天皇・崇徳すとく天皇時代に歌壇の指導者的立場であった藤原基俊とするが、基俊に仮託した偽書である。成立は鎌倉時代後期とされ、同じく基俊に仮託した偽書である『悦目抄えつもくしょう』の系統に属するとされている。本書の巻末奥書には室町幕府9代将軍足利あしかが義尚よしひさの花押があり、義尚の所持本であったことが指摘されている。

 
項目内容
請求記号021-392-1
ヨミタイコウ ショシン
Taikō shoshin
資料別名
著者名[藤原基俊伝]
著者別名
出版者
サイズ27.0×21.8(cm)
数量単位1(冊)
刊年
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32120865
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/200678/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本
●著者は『国書総目録』による
●見返しに「将軍足利義尚奥書/大綱初心」とあり
●巻末に「右秘抄雖無中巻彼作依為希代物所秘蔵也(花押)」とあり
カット数80
画像種別カラー