正信念仏偈

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正信念仏偈

解題

 親鸞聖人は、関東時代に『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)を起草したが、帰洛後も執筆・訂正を続け、晩年にかけて増改訂を繰り返した跡が親鸞聖人真筆の坂東本からうかがえる。この『教行信証』に示される120句の偈文が「正信念仏偈」である。
 「正信念仏偈」は二段に分かれ、『大無量寿経』の要義を中心に釈迦弥陀二尊を讃嘆した前半部は「依経段」、龍樹・天親・曇鸞・道綽・善導・源信・源空の七高僧の論釈をもとにして讃嘆された後半部分は「依釈段」、と呼ばれており、インド・中国・日本と伝わってきた浄土真宗の要義が簡潔な形でまとめられている。

 
項目内容
請求記号024.3-148-W-1
ヨミ
資料別名
著者名[親鸞撰]
著者別名
出版者
サイズ20.8×14.7(cm)
数量単位1(冊)
刊年延徳3(1491)
コレクション禿氏文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32141576
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/200807/1/manifest.json
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備考●写本
カット数15
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