コレラ病用薬度量略記

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コレラ病用薬度量略記

解題

2021年度展観「病と生きる」
 『コレラ病用薬度量略記』は、コレラに対する治療法や処方について記したものである。口授した寧寿堂主人は、幕末伊勢津藩の藩医であった新宮涼閣(しんぐうりょうかく。1828~1885)と思われる。跋文には、コレラが流行した安政5年に、古書を読んで救う方法を求め、その方法が得られたので、塾生に授けたとある。
 因みにコレラは、コレラ菌に汚染された水や食物を口にすることにより感染する伝染病である。日本での最初の流行は、江戸時代の文政5年(1822)とされている。コレラの伝染の激しさと急死する率の高さから、恐ろしい奇病として「コロリ」と呼ばれた。その後も、安政5年、文久2年(1862)と流行し、多くの人々が命を落とした。

 
項目内容
請求記号690.9-366-W-1
ヨミ
資料別名
著者名寧壽堂主人口授
著者別名新宮凉閣
出版者伊東市右衛門
サイズ24.1×16.4(cm)
数量単位1(冊)
刊年安政5(1858)跋
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21123675
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/210720/1/manifest.json
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備考●木活字版
カット数8
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