傷寒論

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傷寒論

解題

2021年度展観「病と生きる」
 『傷寒論』は、後漢末に長沙(湖南省)の太守であった張仲景(150頃~219)が、当時疫病(傷寒病)の流行によって、200人余りいた宗族の内、3分の2を失ったことにより、治療法を研究し、『傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)』を作ったことに始まるとされている。『傷寒雑病論』は、古くから散逸と発見を繰り返し、現在では、『傷寒論』(急性熱性病)と『金匱要略(きんきようりゃく)』(慢性病)の2部に分かれて伝えられ、『黄帝内径』と合わせて中国医学の三大古典とされている。
 因みに『傷寒論』は日本にも伝わり、江戸時代には、特に、経験・実証を方法論とし、唐代以前の医学に依拠することを唱えた古方派の医師によって聖典視された。

 
項目内容
請求記号690.9-454-W-2
ヨミ
資料別名題簽:宋板傷寒論
著者名(漢)張仲景述, (晋)王叔和撰次, (宋)林億校正
著者別名
出版者[京都]山本長兵衞
サイズ25.8×18.4(cm)
数量単位2(冊)
刊年[江戸時代]
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21220380
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/210723/1/manifest.json
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備考●明代趙開美校刊本重刊
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