源平盛衰記

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源平盛衰記

解題

2022年度展観「戦と平和」
 『源平盛衰記』は、軍記物語『平家物語』の異本であり、読本系統に分類される。応保年間から寿永年間(1161~1183)までの源氏・平氏の盛衰興亡について、百数十の項目を立てて詳しく叙述している。また本資料には、挿絵が施されている。
 構成や表現の格調は、『平家物語』に及ばないとされているが、内容については、源氏関係や仏教説話などが増補されて豊富であることから、後世の謡曲や浄瑠璃への影響が大きいとされている。

2021年度展観「病と生きる」
 『源平盛衰記』は、軍記物語『平家物語』の異本であり、読本系統に分類される。応保年間から寿永年間(1161~1183)までの源氏・平氏の盛衰興亡を詳しく叙述している。本資料には、挿絵が施されている。
 平清盛は熱病により最後を迎えるが、東大寺や興福寺を焼いた仏罰とされていた。挿絵にも水風呂が湯気となりその中で苦しむ清盛が描かれている。近年では、この熱病がマラリアではないかという説がある。

 
項目内容
請求記号913.4-2-W-12
ヨミ
資料別名題簽:(和注ゑ入)源平盛衰記
版心:盛衰記
著者名
著者別名
出版者[京都]辻三郎兵衛[等]
サイズ13.2×19.4(cm)
数量単位12(冊)
刊年宝永4(1707)
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21176894
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/210726/1/manifest.json
関連リンク
備考●その他出版者: [京都]伊藤勘七, 伊藤七郎兵衛
●挿絵あり
カット数1690
画像種別カラー