今昔物語

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今昔物語

解題

2021年度展観「病と生きる」
 『今昔物語』は平安後期の説話集である。12世紀初めごろに成立されたとされる。インド・中国・日本の3部に大別して千余編の説話を収めており、近代文学にも大きな影響を与えた。本資料は、日本の説話のみを選んで刊行したものである。
 疫病に関連した説話もあり、応天門の変で流罪となった伴大納言の霊が行疫流行神(ぎょうやくるぎょうじん)となったが、国から受けた恩のため、悪性の疾病で人々が死ぬ所を代わりに咳病(がいびょう)の流行で済ませたという説話には、非業の死を遂げた人物が、行疫流行神になると信じられていたことが背景にある。

 
項目内容
請求記号913.37-34-W-10
ヨミ
資料別名1冊目題簽:宇治大納言今昔物語
2-10冊目題簽:(和朝)今昔物語
著者名源隆國撰, 井澤長秀考訂纂註
著者別名
出版者(京都)柳枝軒茨城多左衞門[等]
サイズ22.5×15.9(cm)
数量単位10(冊)
刊年享保18(1733)
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21476163
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/210732/1/manifest.json
関連リンク
備考●その他出版者: [江戸]小川彦九郎
●挿絵あり
●5冊目巻末に「柳枝軒藏板目録」あり
カット数574
画像種別カラー