栄花物語

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栄花物語

解題

2021年度展観「病と生きる」
 『栄花物語』は、平安時代の歴史物語であり、宇多天皇から堀河天皇までの約200年間の歴史を、仮名文の編年体で記している。
 内容が物語性を重視するあまり、史実との齟齬が多いとされる。しかし、史実である長徳元年(995)の疫病の流行について、「正月から疫病の流行が甚だしく、人々は生きた心地もない有様であった。(中略)今年は下人等皆死に絶えてしまうかと思われた。四位五位の人達は勿論、その上の公卿(くぎょう)達に迄及ぶであろうという事であった。…」とあり、物語とはいえ、当時の世情不安を如実に伝えている。

 
項目内容
請求記号913.392-9-W-21
ヨミ
資料別名
著者名
著者別名
出版者(京都)林和泉掾
サイズ18.9×13.3(cm)
数量単位21(冊)
刊年明暦2(1656)
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21139118
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/210735/1/manifest.json
関連リンク
備考●書入れあり
●1冊目巻頭に「作者赤染衛門」とあり
●各冊扉に「阿部蔵書」の朱印あり
カット数1401
画像種別カラー