詞林采葉抄

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詞林采葉抄

解題

2024年度展観「中世本願寺の文学」
 『詞林菜葉抄』は、南北朝時代の貞治5年(1366)に成立した『万葉集』の注釈書である。時宗の第2代遊行ゆぎょう上人しょうにんである真教しんきょうの弟子由阿ゆうあは、仙覚せんかくの影響を受け、『万葉集』を研究した。歌人の関白二条にじょう良基よしもとに招かれて京に上り、『万葉集』を講義して『詞林菜葉抄』を良基に献上した。内容は、10巻125項から成り、万葉集の地名・注釈・研究の3部に分けられているが、仙覚の注釈が多く継承されている。また、『竹取物語たけとりものがたり』や『富士山縁起ふじさんえんぎ』などにも触れられている。

 
項目内容
請求記号022-548-5
ヨミシリン サイヨウショウ
Shirin saiyōshō
資料別名5冊目巻尾:詞林菜葉抄
著者名由阿[著]
著者別名
出版者
サイズ27.4×21.4(cm)
数量単位5(冊)
刊年
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32084752
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/220015/1/manifest.json
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備考●写本
カット数189
画像種別