続日本紀

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続日本紀

解題

2022年度展観「戦と平和」
 『続日本紀』は、『日本書紀』の後を受け編纂された勅撰史書である。文武天皇元年(697)から桓武天皇の延暦10年(791)までを収める。編年体の体裁を採り、漢文で記されている。
 天平宝字8年(764)、廷臣である藤原仲麻呂(恵美押勝。706~764)は、自らが擁立した淳仁天皇と、僧侶である道鏡を寵愛する孝謙上皇との対立に危機感を抱き、軍事力の掌握を企てた。しかし、密告により上皇方に先手を打たれ、仲麻呂とその一族のほとんどが殺されるという結果に終わった。
 『続日本紀』は、平安時代初期に編纂された勅撰史書である。文武天皇元年(697)から桓武天皇の延暦10年(791)までを収める。漢文、編年体で記されている。
 天平7年(735)に、日本で初めて死亡率の高い伝染病である天然痘が流行し、多くの人々が犠牲になったことが記録されている。流行は続き、同9年には政治を担う公卿(藤原氏四兄弟)も相継いで亡くなったとあり、天然痘の流行が政治や経済にも大きな打撃を与えたことがうかがえる。

 
項目内容
請求記号410.25-1-W-20
ヨミショク ニホンギ
Shoku nihongi
資料別名
著者名菅野真道等撰
著者別名
出版者[京都]丁子屋源次郎[等]
サイズ25.5×18.5(㎝)
数量単位20(冊)
刊年
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21113531
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/220822/1/manifest.json
関連リンク
備考●1冊目巻頭に写本「考證例言 / 村尾元融[著]」(嘉永2奥書)「附録」を合綴
●その他出版者: (江戸)須原屋茂兵衛, (大坂)敦賀屋九兵衛, 伊丹屋善兵衛, 河内屋和助, 敦賀屋彦七
●書入れあり
● 明暦3年版の再版
カット数1205
画像種別