続本朝往生伝
- < 前へ
- 次へ >
解題
■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」7/48
慶滋保胤『日本往生極楽記』(寛和年間〔985~987〕)を継いで書かれた往生伝。極楽往生したとされる42人の生前の行状や臨終の様子などを集録。康和4年(1102)頃成立。
展示箇所(6カット目)は冒頭の一条天皇(980~1011)伝。天皇自身、公正温雅で才学に富み、特に笛に巧みで、廷臣の信頼を集めたという。公卿では藤原実資や公任など、文人では大江匡衡 (妻が赤染衛門、匡房の曾祖父)や藤原為時 (紫式部の父)など、歌人では和泉式部や赤染衛門など、陰陽師では安倍晴明など、僧侶では勝算や源信(25参照)など、武士では源満仲・頼光親子など、各界で「天下之一物」が多数輩出したのが紫式部の活躍した一条朝であった。まさに“聖代”である。
項目 | 内容 |
---|---|
請求記号 | 296.5-245-W-1 |
ヨミ | ゾク ホンチョウ オウジョウデン Zoku honchō ōjoden |
資料別名 | 版心:徃生傳 |
著者名 | 江匡房[撰] |
著者別名 | 大江匡房 |
出版者 | [京都]林傳左衛門 |
サイズ | 27.5×18.1(cm) |
数量単位 | 1(冊) |
刊年 | 万治2(1659) |
コレクション | 写字台文庫 |
OPAC | https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21101908 |
IIIF Manifest | https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/230706/1/manifest.json |
関連リンク | |
備考 | ●朱墨の書入れあり |
カット数 | 33 |
画像種別 |