本草摘要講義

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本草摘要講義

解題

2021年度展観「病と生きる」
 『本草摘要講義』は、江戸時代中期の本草学者松岡玄達(1668~1746)の自筆講義ノートである。本書名は外題より採った。写字台文庫にある他の書物などから推察すると、おそらく医師浅井周伯(1634~1705)の講義を玄達が筆録したものと思われる。
 周伯は明・李時珍の『本草綱目』から要点を抜き書きし、薬物の使用頻度順で甘草(かんぞう)~石膏(せっこう)の順に縮成し、『本草抜書』と名づけていた。この書は『本草摘要』とも呼ばれたので、その講義録を玄達が『本草摘要講義』としたのである。

 
項目内容
請求記号694.29-61-W-1
ヨミ
資料別名巻頭:本草抜書
扉:本草撮要抄
扉:本草抜書私記
著者名[浅井周伯講], 元達記
著者別名松岡恕庵
出版者
サイズ
数量単位1(冊)
刊年貞享3(1686)
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21207527
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/980032/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本(松岡玄達自筆本)
●著者は『龍谷大学大宮図書館和漢古典籍分類目録』による
●朱墨の書入れあり
●巻末に「元禄元年温知齋蔵本」の墨書あり
●扉に「経炊寺酌餘」の朱印あり
カット数95
画像種別カラー