丹鶴図譜

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丹鶴図譜

解題

2025年度展観「日本の美・日本の芸能」
 本書の編者・水野みずの忠央ただなか(1814~1865)は、紀州(和歌山)藩の付家老であり、文化人として優れ、稀覯書きこうしょを収集・翻刻し、『丹鶴叢書たんかくそうしょ』を刊行した。『丹鶴叢書』は校訂の厳密さと造本の美しさにより当時から珍重された。
 『丹鶴図譜』は、『丹鶴叢書』の編外として刊行された書物である。紋部には装束や絵巻、器物から採録した古代の紋章を掲載し、調度部には、平安時代末期に成立した『類聚雑要抄るいじゅざつようしょう』所収の各種調度の図を載せ、それぞれ美しい多色刷りが施されており、絵としても味わうことができる。

 
項目内容
請求記号021-423-3
ヨミタンカク ズフ
Tankaku zufu
資料別名
著者名[水野忠央編]
著者別名
出版者[江戸]中尾德兵衞[等]
サイズ32.3×22.6(cm)
数量単位3(冊)
刊年元禄17(1704)跋
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32121500
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/990023/1/manifest.json
関連リンク
備考●著者は『国書総目録』による
●その他出版者: [江戸]岡田屋嘉七
●3冊目巻末に「鶴城蔵」とあり
●挿図(多色刷)あり
カット数85
画像種別カラー