源氏物語聞書

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源氏物語聞書

解題

■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」19/48
 展示箇所(第1冊3カット目)に見えるように、内題の下に「永正十三年霜月十九日九州日向国都於郡聞書」とあり、永正13年(1516)11月19日から日向国ひゅうがのくに都於郡とのこおり(現在の宮崎県西都市の南部) で催された『源氏物語』講釈の聞書ききがきであることが知られる。料簡りょうけん桐壺きりつぼ松風まつかぜ巻の残欠本。伊井春樹氏によると、連歌師の宗祇そうぎ(15参照)の弟子、宗碩そうせき(1474~1533)による講釈の可能性が高いという。
 なお、伊井氏は本資料を唯一の伝本とするものの、筑波大学附属図書館蔵『源氏物語聞書』(請求記号ル120-303)の第一冊冒頭に本資料と同じく「永正十三年霜月十九日」と記されており、両者の関係が注目される。

 
項目内容
請求記号021-432-2
ヨミゲンジ モノガタリ キキガキ
Genji monogatari kikigaki
資料別名表紙:源氏聞書
著者名
著者別名
出版者
サイズ28.0×21.4(cm)
数量単位2(冊)
刊年
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32122434
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/050030/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本
●巻頭に「永正十三年霜月十九日」とあり
カット数273
画像種別カラー