[源氏物語細流抄]
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解題
■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」16/48
能登守護・畠山義総(1491~1545)からの『源氏物語』注釈書の注文に対し、三条西実隆(1455~1537)が自身の講釈聞書をもとに、大永5~8年(1525~28)にかけて子の公条(1487~1563)に作成させた草稿本。公条はその後も長らく草稿本を愛用した。本資料(澪標~若菜下巻、ただし初音~野分巻は欠)のツレ(柏木~竹河巻)が、東北大学附属図書館(狩野文庫)にある。本資料は紙背文書も貴重である。
今回は3箇所を展示する。?澪標巻で朱雀帝から冷泉帝に代替わりする場面の注釈(第1冊6カット目)(17参照)。②少女巻の小書き補入注に「天文廿一四十三」と記入時期が見える箇所(第2冊74カット目)(18参照)。③若菜上巻の紙背文書で、九条稙通 (実隆の外孫、1507~94)の実隆(逍遥院)宛書簡(第4冊19カット目)。
項目 | 内容 |
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請求記号 | 021-421-4 |
ヨミ | ゲンジ モノガタリ サイリュウショウ Genji monogatari sairyūshō |
資料別名 | |
著者名 | [三條西實隆講, 三條西公條筆] |
著者別名 | |
出版者 | |
サイズ | 24.7×47.0(cm) |
数量単位 | 4(冊) |
刊年 | [大永年間] |
コレクション | |
OPAC | https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32121480 |
IIIF Manifest | https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/170012/1/manifest.json |
関連リンク | |
備考 | ●写本 ●著者は『国書総目録』による ●朱墨の書入れあり ●4冊目巻末に「大永七十十六日」とあり ●箱蓋の題簽に「三條西公條卿/『源氏物語細流抄』稿本」とあり |
カット数 | 444 |
画像種別 | カラー |