集古十種

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集古十種

解題

■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」44/48
 松平定信さだのぶ(1759~1829)が編纂した古宝物図録集。全85巻。古画、扁額、文房、碑銘、鐘銘、銅器、兵器、法帖、楽器、印章の10種について、谷文晁ぶんちょう(1763~1841)らが実物を模写したものに所在や寸法を記したもので、1859点収載。序から寛政12年(1800)成稿と推定される。
 展示箇所(第79冊33カット目)は、「古画 肖像五」の「紫式部像」。かつて紫式部肖像画の最古例とされていた石山寺蔵「紫式部図」(伝狩野孝信かのうたかのぶ画)の模写。ただし、原画に描かれている硯箱と紙は省かれている。『十帖源氏じゅうじょうげんじ』(43参照)の挿絵と比べ、本資料は執筆行為を象徴する「筆」を右手に持つしぐさのみによって、『源氏物語』作者としての紫式部を表現する。

 
項目内容
請求記号410.07-22-W-82
ヨミシュウコ ジッシュ
Shūko jisshu
資料別名
著者名[松平定信編]
著者別名
出版者
サイズ
数量単位82(冊)
刊年
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21261769
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/220903/1/manifest.json
関連リンク
備考●著者は『国書総目録』による
●挿図あり
●75-77冊目巻頭に「醉墨齊書画記」, 80冊目巻頭に「不忍文庫」「福田文庫」「杉山氏圖書記」の朱印あり
カット数2919
画像種別