源氏物語

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源氏物語

解題

■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」10/48
 『源氏物語』54巻揃い、列帖装れっちょうそう升形本ますがたぼん。一面8行書。下端に水濡れのシミがあるものの、全体的には虫損のない綺麗な本である。本文は青表紙本あおびょうしぼん系統で、他本の校合きょうごう書き入れが若干見られる。奥書などなし。「中川蔵書」の朱方印から、中川浩文氏(本学元教授)の旧蔵書であることが知られる。
 展示箇所(第19冊30カット目)は、薄雲うすぐも巻。藤壺女院ふじつぼのにょいん(中宮)の死を悼む光源氏は、自邸の二条院の念誦堂に籠もって「入日さす嶺にたなひく薄雲は物思ふ袖に色やまかへる」と歌を詠む。史上初の「女院」となった東三条院詮子せんし(道長姉、一条天皇母)の喪中に詠まれた『紫式部集(紫式部家集)』(3参照) 40・41番歌との類想性が注意される。

 
項目内容
請求記号021-597-54
ヨミゲンジ モノガタリ
Genji monogatari
資料別名
著者名[紫式部著]
著者別名
出版者
サイズ16.0×16.2(cm)
数量単位54(冊)
刊年[江戸前期]
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21255268
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/230709/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本
●所収内容: 1冊目[桐壺], 2冊目「はゝき木」, 3冊目「うつ蝉」, 4冊目「夕かほ」, 5冊目「若むらさき」, 6冊目「末つむ花」, 7冊目「紅葉乃賀」, 8「花のえん」, 9冊目「あふひ」, 10冊目「さかき」, 11冊目「華ちるさと」, 12冊目「すま」, 13冊目[明石], 14冊目「みをつくし」, 15冊目「よもきふ」, 16冊目「せきや」, 17冊目「えあはせ」, 18冊目「松かせ」, 19「うすくも」, 20冊目「あさかほ」, 21冊目[少女] , 22冊目[玉鬘], 23冊目「はつ音」, 24目[胡蝶], 25冊目[蛍], 26冊目「とこなつ」, 27冊目「かゝり火」, 28冊目「野わき」, 29冊目「みゆき」, 30冊目「ふちはかま」, 31冊目「まきはしら」, 32冊目[梅枝], 33冊目「藤のうら葉」, 34冊目「わか菜上」, 35冊目「わか菜下」, 36冊目「かしは木」, 37冊目「よこ笛」, 38冊目「すゝ虫」, 39冊目「ゆふ霧」, 40冊目[みのり], 41冊目「まほろし」, 42冊目「匂兵部卿宮」, 43冊目「こうはい」, 44冊目「竹河」, 45「はし姫」, 46冊目「しゐか本」, 47冊目[総角], 48冊目「さわらひ」, 49冊目「やとり木」, 50冊目「あつまや」, 51冊目「うき舟」, 52冊目「かけろふ」, 53冊目「手ならひ」, 54冊目「夢のうき橋」
●木箱入り
カット数3389
画像種別