隨筆

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解題

■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」37/48
 天文24年(1555)8月14~21日、三条西公条さんじょうにしきんえだ(16参照)が大覚寺だいかくじ義俊ぎしゅん宗養そうよう紹巴じょうはとともに石山寺に赴き、観月と千句連歌(石山千句)の会を催し、さらに百韻連歌や名号和歌を詠じた“石山月見行”の記録。本資料は、群書類従本や公条自筆と見られる石山寺所蔵本と比較すれば明らかなように、後半の記事を欠く。
 展示箇所(3カット目)は本資料の冒頭。石山月見行のきっかけは、前年秋に公条が『源氏物語』講釈をした際、「或説」として「紫式部は石山寺で物語を起筆した」という『河海抄かかいしょう』に載るような話(36参照)を取り上げたことだったという。文中には、現在の石山寺にもある「源氏のま(間)」という語が見える。

 
項目内容
請求記号091-152-W-1
ヨミズイヒツ
Zuihitsu
資料別名
著者名
著者別名
出版者
サイズ
数量単位1(冊)
刊年
コレクション写字台文庫
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21373713
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/190036/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本
●本文から内容は三条西公条「石山月見記」であると思われる
カット数9
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