[四十人集]
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解題
■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」5/48
平安~鎌倉時代の41人の家集叢書。『紫式部集(紫式部家集)』のほか、『御堂関白道長集』『伊勢大輔集』など紫式部と同時代の歌人の家集も収める。本文は小沢蘆庵 (1723~1801)の門人等が書写し、蘆庵が朱筆の校合や訂正を加えている。
今回展示する『紫式部集』の18番歌「あひみむとおもふ心はまつらなるかゝみのかみやそらにみゆらん」(第23冊7カット目)は、『河海抄』(13・36参照)が『源氏物語』玉鬘巻での大夫監詠「君にもし心たがはば松浦なる鏡の神をかけて誓はむ」との関連を指摘している。また、『赤染衛門集』の357番歌「あらし吹かせはいかにとみやきのゝこはきかうへを露もとへかし」(第18冊50カット目)は、桐壺巻での桐壺帝詠「宮城野の露吹きすさぶ風の音に小萩がもとを思ひこそやれ」の引歌である。
項目 | 内容 |
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請求記号 | 022-591-40 |
ヨミ | シジュウニンシュウ Shijūninshū |
資料別名 | |
著者名 | |
著者別名 | |
出版者 | |
サイズ | 27.2×19.7(cm) |
数量単位 | 40(冊) |
刊年 | |
コレクション | 写字台文庫 |
OPAC | https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32085008 |
IIIF Manifest | https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/230705/1/manifest.json |
関連リンク | |
備考 | ●写本 ●36冊目巻末に「天明五年巳十二月十五日新写成一挍布淑/同廿日再挍加朱芦庵」, 40冊目巻末に「安永八年四月廿四日校合了元始」とあり ●朱墨の書入れあり ●所収内容: 1冊目「定頼家集」, 2冊目「源賢法眼集」, 3冊目「本院侍従集」, 4冊目「雅兼集」, 5冊目「左京大夫顕輔集」, 6冊目「海人手古良集」, 7冊目「典侍為子集」, 8冊目「一宮相摸集」, 9冊目「在良集」, 10冊目「辨乳母集」, 11冊目「橘為仲集」, 12冊目「成仲集」, 13冊目「國基集」, 14冊目「御堂関白集」, 15冊目「小馬命婦集」, 16冊目「六条修理太夫集」, 17冊目「大弐三位集」, 18冊目「赤染衛門集」, 19冊目「故刑部卿詠」, 20冊目「聖廟御詠」, 21冊目「相如集」, 22冊目「伊勢太輔集」, 23冊目「紫式部集」, 24冊目「兼澄集」, 25冊目「康資王母家集」, 26冊目「元良親王集」, 27冊目「藤原長能集」, 28冊目「惟宗廣言集」, 29冊目「恵慶集」, 30冊目「待賢門院堀川集」, 31冊目「道成集」, 32冊目「左大臣高明集」, 33冊目「中将実方集」, 34冊目「馬内侍集」, 35冊目「一宮紀伊集」, 36冊目「山田法師集」, 37冊目「兼行集」, 38冊目「清慎公集」, 39冊目「咊泉式部集」, 40冊目「大江千里集」 |
カット数 | 985 |
画像種別 |