十訓抄
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解題
■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」8/48
説話集。編者未詳。序文によると建長4年(1252)成立。10箇条の処世訓を掲げ、約280の説話を例証として載せる。室町時代の『正徹物語』や『東斎随筆』などに引かれるなど、後代の説話集に大きな影響を与え、江戸時代には広く流布した。
展示箇所(第1冊27-28カット目)は、第1の処世訓「人に恵を施すべき事」の第21話。『続本朝往生伝』(7参照)と同じく、一条朝に活躍した人物が多数登場する。冒頭には『枕草子』(6参照)で有名な「香炉峰の雪」の話(42参照)を挿絵とともに語り、続けて『源氏物語』作者の紫式部、さらに赤染衛門や和泉式部、小式部内侍などの「やさしき女房ども」を列挙する。そして、「四納言」と呼ばれる藤原斉信、公任、行成、源俊賢が紹介される。
項目 | 内容 |
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請求記号 | 913.4-15-W-10 |
ヨミ | ジッキンショウ Jikkinshō |
資料別名 | 見返し:画添十訓抄 |
著者名 | |
著者別名 | |
出版者 | (大坂)河内屋吉兵衛 |
サイズ | 22.8×16.0(cm) |
数量単位 | 10(冊) |
刊年 | 文化2(1805) |
コレクション | 写字台文庫 |
OPAC | https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21176396 |
IIIF Manifest | https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/230707/1/manifest.json |
関連リンク | |
備考 | ●刊記に「享保六辛丑歳首夏吉辰 摂陽 書堂礒野氏藏版」とあり ●1冊目見返しに「摂陽 書堂礒野氏藏版」とあり ●挿図あり |
カット数 | 326 |
画像種別 |