[地獄・極楽図絵幅]

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[地獄・極楽図絵幅]

解題

■2023年度展観「〈紫式部〉の物語」28/48
 天保14年(1843)版『和字絵入わじえいり 往生要集おうじょうようしゅう』の挿絵の板木を利用して、江戸後期から明治時代にかけて制作された掛軸。4列6段で構成される2幅からなり、地獄と極楽とに分けてそれぞれの様子を描いている。絵解きの場などで用いられたものと推測される。
 今回の展示は、第二幅の地獄図絵を展示する。2段目の両端の絵が「衆合しゅごう地獄」(27参照)である。
 院政期になると、『源氏物語』の作者・紫式部は地獄に堕ちたとする説話(32333435参照)が登場する。それは、『往生要集』によって定着した地獄・極楽の観念とそれらへの想像力が生み出したものの一つであろう。

 
項目内容
請求記号021.1-184-2
ヨミジゴク ゴクラクズ エフク
Jigoku gokurakuzu efuku
資料別名
著者名
著者別名
出版者
サイズ
数量単位2(軸)
刊年[江戸後期]
コレクション
OPAChttps://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21275863
IIIF ManifestIIIF Icon https://da.library.ryukoku.ac.jp/iiif/110034/1/manifest.json
関連リンク
備考●写本(彩色図)
カット数2
画像種別カラー